リメイク、続編、他メディアからのネタ拝借が多いのは相変わらずだが、それだけが悪いわけではない。 題材を生かすも殺すも作り手次第。 映画はまだまだ面白い、2007年総括。
 第1位:ラストキング・オブ・スコットランド 史実とフィクションを融合させ、娯楽性高く仕上げた傑作。 ウィテカーの鬼気迫る演技は、軽く本人越え。
 第2位:パフューム ある人殺しの物語 ケレン味たっぷりの語り口が最高。 ホラー映画お約束の演出を調合するなど、監督もわかっているクサい。
 第3位:ヘアスプレー 白人と黒人、美人とぽっちゃり。対立の構図はミュージカルとの相性抜群。 ミュージカル映画のほぼ完成形。
 第4位:ロッキー・ザ・ファイナル 今だからこそ作られるべき続編。 スタローンの魂を継承せよ!
 第5位:300<スリーハンドレッド> ロドリゲスとはまた別の文法でフランク・ミラーの世界を映像化。 男祭りで裸祭り、女人禁制、死者五入。
 第6位:グラインドハウス U.S.A.バージョン 興奮度なら今年髄一。グラインドハウスならではのいい加減さを逆手に取った笑いもたまらない。 必ずU.S.A.バージョンを観るべし。
 第7位:ラブソングができるまで 80年代に青春時代を過ごした、音楽ファン向けのネタ満載。 ラブコメ好きも必見のキラーチューン。
 第8位:サンシャイン2057 暴走「ゾンビ」の次は、人力「エイリアン」。 「28日後...」がその後のゾンビ映画の在り方を変えたように、この映画もまた、今後のSF映画に大きな影響を与えるだろう。
 第9位:キングダム 見えざる敵 社会派ドラマと娯楽アクションの絶妙ブレンド。 マイケル・マンフレーバーも加わって、ビターテイスト、エクストラホット。
 第10位:トランスフォーマー 少年と軍人、2人の主人公を軸にした構成をうまくまとめた。 リアルな映像でドタバタをやる、その方向性は正しくスピルバーグ印。
ベスト10に入ってもおかしくない。最後まで争ったのは次の5本。
 次点:それでもボクはやってない 伊丹十三チックな、頑張ってリサーチしました感はあるが、痛烈な問題提起として意義のある作品。
 次点:モンスター・ハウス アニメの皮をかぶった、紛れもないダークキャッスル映画。
 次点:大日本人 松本人志が好きなら間違いない。計算し尽された無法地帯。
 次点:ホリデイ 主演の4人のアンサンブルが素晴らしい。
 次点:パンズ・ラビリンス キレ者、デル・トロの魅力爆発。本当は残酷なジブリの森。
期待していただけに落胆もデカい、そんながっかりを2本。
 がっかり1:アイ・アム・レジェンド 自ら振ったネタをシカトするという、前代未聞のどんでん返しでズッコケ度はMAXに。
 がっかり2:ドリームガールズ 俳優達の好演も、演出力不足で夢芝居。ライブのシーンがいいのは当たり前。
そして今年もこの人だけは特別。
 別次元:プロジェクトBB 期待を裏切らない香港ジャッキー。 マイケル・ホイ、ユン・ピョウとの絡みは涙物過ぎ。 テーマ:2007年度 ベストムービー - ジャンル:映画
|